ボルダリングジム　Ｊ＆Ｓ恵比寿店

ブラックのウォールがおしゃれ！

　恵比寿のビル街の一角にある大人の秘密基地的なボルダリングジム「Ｊ＆Ｓ」。ビルの地下というロケーションでかなり狭いボルダリングジム。ウォールの高さも普通のオフィス程度しかなく、天井ギリギリにゴールが設定してあります。道路からの見た目もちっちゃな看板ひとつ置いてあるだけなので、素通りしてしまいそうになります（汗）。しかし、そんなボルダリングジムとしては不利な環境の中で、課題の質は秀逸の一言。グレーディングはかなり甘めではあるものの、かなりの工夫を感じられる課題が多いと感じました。基本的にトラヴァース課題が多く、縦方向の距離がない分、横の距離を増やし、さらにバランシーな要素を加えることによってカナリ面白い課題がひしめいています。８級からのグレード設定ですが、初心者でも十分楽しめる課題内容です。

　また、都内で３店舗を展開しているので、興味のある方はその他の店舗も覗いてみてはいかがでしょうか？何故かそれぞれの店舗の公式ホームページがそれぞれ独立しており、ホームページのデザインもそれぞれの店舗オリジナルなので、系列店であると認識しづらいのはどうしてでしょう？？？

ボルダリングジム　Ｊ＆Ｓ恵比寿店の基本情報

ACCESS

地下にあるので、店舗先に出ている看板を見落とさないように！

ジムに行く前のワンポイント

①事前登録がオススメ

　初めて訪問する方は会員登録が必要になりますが、スムースにクライミングに移行できるように事前登録がオススメです。事前登録はコチラから。

②貸切・予約ができる

　初めて訪問する方と、団体貸し切りの場合のみ予約をすることができます。逆にいえば、混雑具合や貸し切りの有無が事前にホームページで確認することができるので、必ず事前に確認しましょう。貸切予約が入っている場合入店することができないので特に注意が必要です。

③各種料金サービスが充実！

　平日限定ですがMEN’S DAY や LADY’S DAYなどが用意されているので、事前に調べてお得にジムを利用することができます。詳しくはコチラ。

J&S恵比寿店の特徴

①基本トラヴァース課題が多い

　非常にバランシーかつダイナミックな動きを要求される課題が多く見受けられました。コーディネーション系の一歩手前なスタッティック＋ダイナミックなトラヴァース課題が多く、トラヴァース特有の足技を効果的に鍛えることができるでしょう。外岩のトラヴァース課題に即応できるような課題の作り方だと感じました。足自由でももともとの設置ホールドが少ないため、低級課題でもある程度の工夫が必要です。

店内入って右側スペース　階段下のルーフがおもしろい

　わかりにくいのですが写真右側に階段下のルーフがあり、ルーフから垂壁に出てくるあたりがバランシーで非常に面白かったです。

店内入って左側のスペース　初心者オススメエリア

初心者オススメのエリアですが、１級・２級になるとやはりやりごたえ十分！写真左のウォールにはバランシーかつパワフルな１・２級課題あり。

②液体チョーク限定

　粉チョークは極力使用せず液体チョークをジムに用意してあるのでそれを使いましょう。ホームページ上は自前の粉チョークはＯＫと記載されていますが、常連クライマーの方からはジムに常設されている液体チョークを使うようにと教えてもらいました。暗黙の了解で液体チョーク限定のような雰囲気です。自前の液体チョークでもＯＫ。となるとＰＤ９の出番かな（笑）。

③的確なアドバイスが無料!!

　ジム内が比較的狭いため良い意味でスタッフの方の目が隅々まで行き渡るため、登れず悩んでいるとすぐに声をかけてくれます。的確なアドバイスや、ムーブの解説に始り、実際に目の前で登ってくれて「こうすると良いですよ」と教えてくれたりします。初心者の方にも懇切丁寧に指導されており、ここで始めた人はうまくなるだろうなと感じました。

まとめ

　店舗入口からは想像できないくらいのアドベンチャーが詰まっているボルダリングジムＪ＆Ｓ恵比寿店。今回訪問した時は土曜日の午後で結構混雑していたため写真があまり撮れませんでしたが、カップルで楽しむ姿や、常連客同士でセッションする姿、スタッフの方も参戦したりと、非常にアットホームな雰囲気のジムでした。店内の狭さも相まってかすぐに仲良くなることができ、初心者の方もオススメです。スタッフの方との距離感が近く、躓いたらすぐにアドバイスもしてくれるので非常に充実した時間を過ごすことができます。山梨県のA-ctivaを彷彿とさせるジムでした。