ボルダリング上級者への道

クライミング初心者の筆者HIROが上級者を目指すブログ。

© ボルダリング上級者への道 All rights reserved.

LA SPORTIVA JENIUS (スポルティバ ジーニアス) ノーエッジコンセプトの実力は!?

 LA SPORTIVAからリリースされ今までのクライミングシューズの常識を覆すノーエッジコンセプトのシューズラインナップ。現在リリースされているのはフューチュラ・ジーニアス・マーヴェリック・スピードスターの4種。筆者は典型的な甲高幅広な足型なのでできるだけレースアップをチョイスするようにしています。そこで、ずっと気になっていたノーエッジコンセプトとレースアップがミックスしたジーニアスは以前から気になっていました。レースアップの弱点であるトゥフックの弱さをレースアップ位置をずらすことによって改善してあるというので尚更興味津々。そのジーニアスが某ジムのショップエリアに割引価格でセールされていたので、ほとんど衝動買い位の勢いで買ってしまいました!

 

LA SPORTIVA JENIUS の特徴

DSC_0694

LA SPORTIVA JENIUS

①NO-EDGEコンセプト採用

 従来のクライミングシューズでは当たり前だったアウトソールのエッジをあえて廃し、つま先全体を薄いゴムで覆ったような状態のクライミングシューズ。NO-EDGEコンセプトではホールドと指までの距離を短くし、ダイレクトに力をホールドにかけることができます。また、エッジングシューズのように点でホールドを捉えるのではなく、面で捉え、ソールの摩擦力を最大限まで高めることができます。つまり、ホールドとの設置面積を増やすということですね。

pic_climbing_02

 実際に履いてクライミングをしてみるとかなりエッジが薄くなっているので、確かに足裏感覚は良好で、乗れてる感、乗れてない感がしっかり伝わってきます。どちらかというと強傾斜で力を発揮するシューズだそうですが、外岩のスラブを登ってみてもしっかり踏めている感が伝わってきます。しかし、良いところばかりでもありません。やはりゴムが薄いので、少しでもダイナミックな動きで不意に岩につま先が当たると悶絶するくらい痛いです。

 

②Xsグリップ2・P3システム採用

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

XsGRIP2採用

 Xsグリップ2は柔らかくグリップ性能の高いラバーです。小さなエッジだったとしてもエッジの形に合わせ若干変形し、意外と乗れていきます。しかも柔らかいにも関わらず、これまた意外につま先が力負けせず極小スタンスにも乗れていけます。使い方次第ではスラブでも全く問題なく、つま先スメアリングがよく効きます。

 そして最近のスポルティバには当たり前になってきたP3システム採用。ヘビーな使い方をしてもダウントゥの形状が長期間維持できるという優れもの。採用されていないミウラはダウントゥの形状がすぐに崩壊し、ほぼフラットソーになってしまうのを経験するとP3システムの優秀さを改めて実感します。

 

③NO-EDGEの恩恵か!?すぐに実戦使用OK

 これは店員さんに聞いた話ですが、ジーニアスはナラシをせずともすぐに本来の性能を発揮してくれるそうです。まぁ、エッジがないのでならしもなにもありませんが。ということで、買った次の日に外岩で使用してみました。

DSC_0712

JENIUS in Mizugaki

 確かに、柔らかさといい、足裏感覚といい、少し使い込んだクライミングシューズのようでした。例えるならエッジが多少丸くなっておいしいところのソリューションをさらにアウトソールを薄くした感じです。しかしフニャフニャというわけではなく、しっかりとしたコシがあるので、力負けすることなく乗れていけます。スラブも慣れれば意外な味方になってくれるのかも。

「無名スラブ」7級 ジーニアス.mp4_000028116

スラブでも意外に使えるのでは!?

 

④独特な形状のヒールカップ

DSC_0702

鮮やかな赤が特徴的なヒールカップ

 鮮やかな赤のヒールカップで存在感はメチャクチャあるのですが、実際の使用感はいかがなものか実際の外岩で検証してみました。するとこのヒール、意外に扱いやすいことが判明しました。ヒールを多用する課題、瑞牆山「普通の日」初段をトライしてみたのですが、同じムーブでミウラXXだったら抜けることが多かったヒールフックもなかなか抜けません。何もないところにドスンと乗せてもカナリ安定していました。形状からいって抜けやすい角度はありそうかなとは思いますが、ヒールフックどへたくそな筆者ががっちりかけられるので大したものだと思います。ヒールスメアに近い状態でもなかなか抜けません。

「普通の日」初段 失敗.mp4_000030960

瑞牆山「普通の日」で何もない所にヒールフック

 

⑤レースアップの割にガッチリトゥフックがかかる

DSC_0697

親指側だけだが分厚くラバーが貼ってある

 レースアップ部分を小指側にズラすことによって、レースアップの弱点トゥフックを克服!確かにトゥフックはかかりやすくなったものの、これも方向性なのか急にきかなくなる一瞬があるような・・・。これについてはまだまだ検証の余地があり、若干慣れという要素も加味されるので何とも言えませんが・・・。ミウラなどの純粋なレースアップよりは良いですが、ソリューションのように足の行全体にラバーがいきわたっているシューズと比べると自由度はひくいのかも。

 

⑥異彩を放つデザインの割にターンイン・ダウントゥは程よい

 デザインが攻撃的で毒々しくかなり特徴的ですが、ターンイン・ダウントゥはいたって普通。一言で言うと特徴がないのが特徴というくらい、その2点についてはノーマルな感じ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

いたって普通なターンイン

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ダウントゥも激しくは無い

 

まとめ

 初日は終日ほとんどJENIUSで登りましたがナラシもしていない状態としてはかなり良い手ごたえを感じました。レースアップタイプなので、甲高幅広な足型の筆者でもよい感じのフィット感。ホールドを捉える能力はヒールもトゥもカナリ高いと思います。ただ、なにしろ痛い。痛すぎる。ラバーが薄く、足裏感覚はダウントゥシューズとしてはかなり良いのですが、ちょっとでもぶつけると悶絶します。そのおかげでトゥはかなり繊細に使うようになったので、筆者のように足が雑なクライマーにとっては良い矯正シューズにはなりそうです(笑)

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

20194/18

1年間のロングレストを経て、2019年4月よりジム復帰しました!

 2018年3月、肩の故障を患い、長期レストを断行して約一年。2019年4月より本格的に再始動いたしました。ご心配をお掛けして誠に申し訳ござ…

20182/21

御岳ボルダリング 4回目

2018年2月21日(水)。平日の休みが取れたので、初めての平日御岳ボルダリングを敢行しました。さすが平日。AM9:30という若干寝坊気味な…

20182/10

御岳ボルダリング 3回目 とにかくチャートに慣れるべし!

 2018年2月10日(土)。不意に午前中時間が空いたので急遽御岳ソロボルダリングへ。一人なので、アプローチルートを覚えるのを兼ねて山梨県か…

20182/4

御岳ボルダリング 二回目

 2018年2月4日。人生二度目となる御岳。前回はチャートの洗礼を受け、思うようなクライミングにはなりませんでした。とにかくチャートに慣れる…

20181/28

初御岳!! チャートの洗礼を真正面から受ける(泣)

 2018年1月28日、筆者の人生初となる御岳に行ってまいりました。チャートを触るのも初で、クライミングシューズの選定にも迷いに迷いました。…

ページ上部へ戻る