ボルダリング上級者への道

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LA SPORTIVA MIURA XX スポルティバ・ミウラXX遂に発売!!

ついに発売!MIURA XX

 遂にLA SPORTIVA MIURA XXが2017年春に発売されました!アダム・オンドラのシグネイチャーモデルという数量限定としてですが、あのミウラが生まれ変わりました。不朽の名作と名高いミウラ。その証拠に発売から20年以上たってもクライマーからの支持は衰えることはなく、どこのジムに行っても必ずと言っていい程目にします。特に外岩の花崗岩エリアではミウラ使いに遭遇するのが当たり前の光景ですよね。しかしミウラといえども、使い込んでいくうちにダウントゥの形状はすぐに崩壊し、フラットソーになってしまいます(汗)。故に強傾斜やルーフでは脚切れに悩むことも多いのではないでしょうか。そんなミウラの弱点ともいえるシューズ形状のキープ力の無さを補う形でP3システムがインストールされ、ミウラの良いところはそのまま、P3システムをインストールし、洗練されたデザインで登場したミウラXX。初代”ミウラ”、二代目”ソリューション”とスポルティバ好きな筆者にとって、見た目のインパクト、ミウラで裏付けられた性能面で絶対に欲しい一足となりました。

 石井スポーツ甲府店に入荷したという情報をクライミング仲間から仕入れ、妄想に耽ること数日。待ちに待った休日に”売り切れ”という嫌な予感に苛まれながら一路石井スポーツ甲府店へ。ついに購入しちゃいました”LA SPORTIVA MIURA XX (2017) adam ondra signature model“をゲットしました!!

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LA SPORTIVA MIURA XX (2017)

 

LA SPORTIVA MIURA XXの特徴

 まずはスポルティバ公式サイト上に公開されているデータに基づいてどういった性格のシューズなのかご紹介します。スポルティバでは”チャート”と呼ばれるシューズの性格をグラフ化したものが公開されています。人によって受け取り方や実際シューズを使用してみた時の印象が変わってしまうので参考程度にしかなりませんが、ある程度の指標にはなるはずです。

MIURA XX                                                        MIURA

chart_MIURAXX chart_MIURA

  チャートを見る限りでは剛性・サイズ感はミウラと違いはなく足裏感覚では劣り、足幅はミウラよりも幅広であると示しています。筆者は若干足幅が広く、通常のミウラは足の実寸より大きいものを買いましたが、ミウラXXは確かに幅が広く、1サイズ小さいものでも違和感なく履くことができました。さて、ここからは実際に履いた印象をご紹介します。

 

 特徴1:やたら硬い

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adam ondra signature

 形状的にはP3システムがインストールしてあること以外は目立って変更は無さそうです。履いてみると・・・やたら硬い(汗)。いや、絶対にミウラよりは明らかにソールが硬い印象です。その分つま先に立ちこむ場合はかなり乗れてる感じはするのですが、足裏感覚も使い込んだミウラに比べるとかなり悪いような気がします。乗れてる感じは伝わってくるのですが、ホールドのどの部分にどうやって乗っているかが若干わかりづらく感じました。履いた感じはなんとなくミウラVSに近い気がします。シューズの先端も少し分厚い印象です。感覚で言うならミウラとソリューションの間くらいでしょうか。

 

 

特徴2:P3システム搭載

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P3 System

 P3システムとはダウントゥの形状を長くキープすることができるというシステム。ソリューションなど、スポルティバの割と新しいシューズには多く採用されているシステムで、確かにダウントゥの形状がなかなか崩れません。ミウラはP3システムは無かったので、ダウントゥの形状はすぐに崩壊してしまいますよね。ミウラの場合は形状が崩壊し、自分の足になじんで来たところがオイシイところではあるのでさほど気になりませんでしたが、ミウラXXでは履き込んで馴染んだ後どういう性格になってくれるか楽しみです。

 

 

特徴3:ミウラと同じく程よいターンイン

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ミウラと同形状の程よいターンイン

 ターンインもミウラと同形状。ターンインも程よく施してあるので、クライミングシューズとしての汎用性はミウラ同様高そうです。あまりにもターンインがきついと、インサイドエッジは良いもののアウトサイドエッジを使い辛くなるので、この程度がベストではないかと思います。

 

 

特徴4:程よいダウントゥ

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程よいダウントゥ

 ソリューションのように強烈なダウントゥではなく、程よいダウントゥ形状。ミウラではすぐに崩壊してしまうこのダウントゥはP3システム内臓により、長く形状を維持できるはずです。ダウントゥが強烈すぎると強傾斜やルーフでは足が残りやすくなるのですが、スラブや垂壁などで小さなスタンスを拾うのが難しくなります。ミウラXXはスラブから強傾斜まで汎用性の高いシューズであることには間違いありません。

 

 

特徴5:安定のヒールカップ

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ヒールカップ

 ミウラの特徴の一つである抜群の安定感を誇るヒールカップはミウラXXでも継続。基本に忠実に従ったヒールフックではやはり抜群の安定感。

 

 

まとめ

 見た目の派手さ、カッコ良さからすると個性的な性格のシューズになったかと思いきや、意外と汎用性に優れたどんな状況でもクライマーの力を引き出してくれるようなシューズであるという印象が強いミウラXX。基本に忠実に動かなければ本来の性能を発揮してくれない筆者にとってクライミングの先生のようなシューズになってくれそうです。足が若干幅広目な筆者にとってはフィット感も抜群なので、しみじみ買って良かったーと思えるシューズでした。見た目もカッコイイので所有満足感も◎(笑)。筆者にとっては猫に小判かもしれませんが大変満足しています(笑)。若干不安なのが今後メインシューズになってしまうと、限定モデルなので追加購入ができないところ。スポルティバさん、限定じゃなく通常ラインナップに加えてください(汗)。

 

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