ボルダリング上級者への道
クライミング初心者の筆者HIROが上級者を目指すブログ。
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状態の悪い夏場は3級でエンジョイクライミング!in 瑞牆山
3級エンジョイクライミングツアー
2017年の夏は雨が非常に多く、ただでさえコンディションの悪い夏場、さらにコンディションが悪い日が続きました。その中で幾度となく足を運んだ瑞牆山。幾度となく挑戦した初段・1級課題。ぬめりとの戦いで、いつもだったら保持できそうな甘いカチやスローパーにことごとく跳ね返され、瑞牆山からの帰路は気分はどんより・・・。天候と気分がこれほどシンクロしているとクライミング辞めちゃおうかなとまで思ってしまうことも。やはり夏場は自分の限界グレードの課題を攻めちゃいけないってことに今更気付き、今回は3級以下しか触らない!と固く誓った3級エンクラツアーを企画しました。瑞牆山のトポに載っている3級課題は無題を含めるとなんと26課題もあるのです。前回のブログで紹介した課題をできるだけたくさん完登しようというクライミングツアー。意外にもいつものガチトライの日よりかもワクワクしてしまいました。
最初は「みんなの岩」
初心者の頃に連れてきていただいて早1年。その時に連れてきて頂いたT氏と外岩初のK氏の3人でということで、初めての外岩にピッタリな「みんなの岩」を選択しました。10級~初段まで一つの岩に凝縮されている初心者から上級者まで楽しめる岩です。みんなの岩ともう一つすぐ横に岩があるのですが、そこには「私一人の部屋」という4段まで存在します。まぁ見もしませんでしたが(笑)。とりあえず10級でアップがてら岩のコンディションやトップのコケ具合を確認。今年の夏シーズンイチコンディションは良かったです!T氏によると「秋はこんなもんじゃないくらいパリッパリですよ!」と言っていましたが、いかんせん秋の外岩の経験がない筆者にとってはベストコンディション。右にある6級もサクッと登っていざ中央の3級へ。3級エンジョイクライミングの始まりです。
「無題」3級 [みんなの岩]
上に行くほどスラブな課題。スタートホールドが左右ポッケなので体が上げにくいのですが、上がってしまえばあとはスラブ特有のムーブ。中盤のホールドが甘く、そこからガバまでがなかなかの距離。最初の課題で意外にハマってしまい、初段を落としたような喜びようの筆者。なんとも恥ずかしい限りでございます。この課題は左の10級のタナを使っていいのかどうか迷いましたが、使っても使わなくてもグレード感はさほど変わらないような気がします。師匠のT氏はあっさり完登!ブランク長いのにお見事!
「無題」3級SD [みんなの岩]
明確なホールドがぎっしりな課題。筆者が初めて完登した思い出の課題。この課題も限定はないのですが、トポで見る限りスタートから直上のラインが本来のラインのようです。とりあえず抜け道ムーブでは前回完登しているので、直上ラインでトライしてみたのですが、カンテ直前のピンチがとれず断念。とりあえず抜け道ムーブで完登しておきました。この課題にドハマリしてかなりのタイムロス。結局みんなの岩から移動するときは13時を回っていました。初外岩のK氏もサクッと完登!K氏初外岩初3級ゲットおめでとうございます!
「無題マントル」3級 [泉岩横の岩] 二ノ谷エリア
スタートはドガバのクラックからのスラブ面へのマントリングが核心の課題。使えるスタンスが薄カブリ面には1か所しかないので、タナにヒールフックでスタートするのですが、筆者はヒールがタナにぴったりハマって抜け出せなくなり、立ち上がってからモタモタしてしまいました。右側のカンテを使うのですが、効くところが下部に甘いカチが一か所、上部にガバカチの2か所しかないので、ある程度正確なデッドを繰り出す必要があります。この課題にもけっこうハマってしまい、撤収のときは15時を回ってました(汗)。
「少年」3級 [残され岩] 二ノ谷エリア
残され岩周辺は東雲岩周辺と打って変わって湿気がひどく、ジメジメしていました。鬱蒼とした木々に覆われ、まだ15時過ぎだというのに日が沈んでしまったように暗く、風通しも悪いのか、岩も全体的に湿っていました。時間的に最後の課題なので、とりあえず次の宿題としてトライ開始。案の定ヌメってて、スタートでの猫パンチ連発(汗)。ヨレもあってか午前中の元気は何処に。
総括
いや、瑞牆山の3級って難しい。3級にこれだけ苦戦するとは思いませんでした。同じ3級でも小川山や山形県エリアと比較するとかなり難しかったです。しかも無題の3級にこれだけ苦戦するなら、まだまだ実力は3級以下なのでしょうね。でも、想像以上に完登した爽快感は強かったので、コンディションが上昇する10月初旬くらいまでは3級のエンジョイクライミングにしばらくハマりそうです(笑)
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