ボルダリング上級者への道

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ボルダリングでの筋肉痛を最低限にする方法

 クライミングはスポーツの中でも強度が高く、初めてクライミングジムに行くと1週間ほど筋肉痛が続くほどです。慣れてきても連日のクライミングは体が悲鳴を上げます。クライミングのレベルを上げるためにはジムに通う頻度を上げることが一番の近道なので、最低でも2日ほどでほぼ完全に回復させる必要が出てきます。しかし、やみくもにクライミングをしていては回復スピードが遅くなってしまい、結果的に3,4日の中期レストが必要になってしまい、なかなか頻度を上げることができません。今回は「年間100回、3年で300回クライミングをしよう!」という上達への基本を達成できるような筋肉痛のセルフコントロール術を分析してみます。

 

クライミング前

①BCAAを摂取する

 以前のブログでも取り上げたとおり、BCAAはアミノ酸の1種でプロテインをさらに分解したバリン・ロイシン・イソロイシンの3種の事を言います。BCAAは筋肉を強化することよりも筋肉へのダメージや分解を避け、さらに筋肉を動かすための燃料として作用する重要なサプリメントです。最大の特徴はその吸収の速さで、30分程度で血中濃度が最大となり、適量摂取すると約2時間程度は持続します。つまりBCAAをトレーニングの30分前~直前に適量摂取することによって自分の最大パフォーマンスを長くすることができます。トレーニング中の筋肉へのダメージや分解を抑制する効能によって翌日以降への筋肉痛を最低限にすることができます。

BCAAについての詳細は下記を参照してください。

クライミングとBCAA 飲むタイミング(摂取方法)や摂取量、効果・副作用について

 

 

②動的ストレッチを10分~15分行う

 ストレッチは運動前の硬くなった筋肉を柔らかくし、最大筋力を効率よく発揮するために行います。また、心拍数を事前にあげておき、BCAAの血中濃度上げるための手助けともなり、一石二鳥。この時、静的ストレッチは筋肉弛緩状態にしてしまうため、運動前は動的ストレッチを行いましょう。動的ストレッチとはラジオ体操のように、勢いを利用して筋肉を伸ばすストレッチを言います。それに対し静的ストレッチとは静かにグニーっと伸ばし、伸ばした状態で20秒~30秒静止するストレッチを言います。運動前は心拍数を上げる動的ストレッチをメインに行うことでスムーズにクライミングに移行できます。

 

クライミング中

 

①ピラミッドの法則を利用したウォームアップを行う。

 自分の最高グレード、または挑戦している課題を頂点として、ピラミッド状に課題を設定し、どんどんグレードを上げていきます。例えば自分の最高グレードが5級だった場合、10~9級を5課題、8級を4課題、7級を3課題、6級を2課題、計14課題をこなしたら最高グレードにトライするといった具合です。こうすることで、徐々に筋力への負荷を増すことができ、自分の最高のパフォーマンスを発揮することができます。さらに急激な最高筋力を発揮させることがないため、筋肉に対しても優しく、無駄なダメージを筋肉に与えることがありません。

 

②水分補給を兼ねてBCAAを補給する。

 BCAAの血中濃度はトレーニング前に適量摂取すると2時間前後は高い水準を保つといわれていますが、トレーニングの内容によってはそうとも言い切れません。クライミングは強度の強いスポーツなので、BCAAを消費するスピードも早くなってしまいます。BCAAの血中濃度を高く維持するためにも水分補給を兼ねてBCAAを少しずつ補給しておきましょう。

クライミング中にオススメなドリンクタイプはコチラ!

BCAAの選び方完全ガイド ドリンクタイプのBCAA編

 

クライミング後

 

①クールダウンを必ず行う

 クールダウンとは激しい運動でほてった体を徐々に通常モードに戻していく作業の事を言います。クライミングのような強度の高いスポーツを行うと乳酸などの疲労物質が体に溜まっていきます。筋肉も損傷して炎症が徐々に拡大している段階です。急激に運動を停止してしまうとその疲労物質や炎症細胞などが処理されず、後々の筋肉痛や疲労感に大きな影響を与えてしまいます。クライミングでのクールダウンは極々軽い負荷の課題を数本ゆっくりとこなすことで効果を得ることができます。外岩などでは下山時のウォーキングで代用することができ、10分程度体を動かすことができればOKです。

 

②静的ストレッチを行う

 クライミング前の動的ストレッチに対して、クライミング後は静的ストレッチをオススメします。静的ストレッチとは自分の可動域限界付近まで伸ばして数十秒静止し、筋肉を伸ばすものを言います。静的ストレッチの最大の目的は老廃物の除去にあります。クライミング後は上腕を中心に体の広範囲に老廃物が溜まっている状態です。その状態は疲労感として感じ取ることができるでしょう。前項の「クールダウン」を補完する形で取り入れましょう。今流行りの「筋膜リリース」がほぼ静的ストレッチです。「筋膜リリース」は生活の中で偏った動きのためできた全身の筋肉のアンバランスを解消するためのプログラムですが、クライミングにはかなり有効なストレッチだと思います。今後詳しくブログで取り上げる予定です。

 

③アイシングを行う

 クールダウン・静的ストレッチ後もまだまだ手や腕は火照った状態で、筋肉痛の元である炎症細胞はまだまだ蓄積の段階にあります。アイシングせずに放っておくと必要以上に炎症細胞が筋肉の損傷部分集まってくるため、より広範囲に炎症が及んでしまいます。これが翌日以降の筋肉痛を必要以上に大きくしてしまう原因となってしまいます。アイシングを行う上で気をつけなければいけない事は下記の通りです。アイシングは時間が最も重要で、筋肉の中まで冷やさないと意味がないので、10分以上は必ず行いましょう。2,3分のアイシングでは全く意味がありません。

  • アイシングする部位を心臓よりも高い位置で行う
  • 10~15分程度行う
  • 前腕までどっぷり氷水に漬ける

 

③プロテインを摂取する

 傷ついた筋肉細胞がそもそも材料がなければ回復することはできません。通常の食事で摂取するたんぱく質でももちろん回復することはできますが、推奨摂取量には遠く及ばないと思います。効率よく回復するためにはプロテインを摂取することが不可欠となります。以前ブログで超回復について取り上げましたが、その超回復の効果を最大限に高めるためにもオススメです。プロテインを摂取するとムキムキになってしまうイメージがありますが、クライミングは自重以上の負荷をかけないため、ウエイトトレーニングと比較すると自然な筋肉がつくだけで、ボディビルダーのような筋肉は付きません。回復を早め、必要な筋肉を短時間でつけるためにもプロテインの摂取をオススメします。

 ここで重要なことは摂取量です。一般的に成人男性で60g、成人女性で50gと言われていますが、アスリートとなると話は別です。体重1kgに対し、1.2g~2.0gのたんぱく質が必要なんだそうです。筆者の例ですと体重60kgなので72g~120g必要になります。結構幅がありますね。これは運動の種類や強度、継続時間によって必要な量は変わってくるということです。ボルダリングはスポーツとしては強度が高いものの、ずっと運動を続けているわけではありません。そして、プロテインの摂取は筋肉増強の目的ももちろんあるのですが、主目的としては回復がメインとなるので、筆者は72gの摂取を基準としています。通常の食事で1日に必要なタンパク質60gは意外に簡単に取れてしまうので、トレーニング後だけ摂取するようにしています。必要以上のたんぱく質は体重増加の原因となってしまいますので、クライマーのプロテイン摂取は程々にしておいたほうが良いでしょう。

  • 運動終了後30分以内にプロテインを摂取する
  • 摂取量の目安は1日の必要推奨量の3分の1(20~25g)

 オススメはコチラ!Meijiから最近発売されたザバスプロデュースのミルクプロテイン。コンビニでも売っているのでジムや外岩の帰りに仕入れてゴールデンタイムを逃さない!!プロテインの配合量は少し少なめの15gですが、吸収効率も良好で味もプロテインとは思えないくらいおいしいのでオススメです。約150円程度なのでコストパフォーマンスにも優れています。

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MEIJI ザバス ミルクプロテイン

 

 

④過不足ない質の高い睡眠をとる

 体の回復に最も重要なファクター「睡眠」。これに主眼を置いている方はあまり見かけません。質の高い睡眠を適度にとることによって、成長ホルモンを効率よく分泌させることにより、回復スピードを速くすることができます。その質の高い睡眠は非常に外部要因に左右されやすく、常に良い環境を作るためにはまずは寝具から見直さなければならないと筆者は考えています。詳細は下記を参照してください。

 

第一回:ボルダリングで酷使した体に快適な睡眠を! ~睡眠と超回復の密接なつながり~

第二回:快適な睡眠でボルダリングで疲労した体を超回復!トゥルースリーパー最強伝説

 

 

 

 

まとめ

 筆者は今回紹介した流れで日々のクライミングに取り組んでいます。クライミング中はクライミングに集中していますが、その前後は体の事を考え上記のような色々な対策をとっています。筆者のような中年クライマーはボディケアにしっかり取り組まなければ、怪我や故障の原因を自ら作り出してしまいます。上達の最大のコツは怪我や故障を回避するボディケア術と筋肉痛のセルフコントロール術を身につけることかもしれません。

 

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