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外岩攻略 美しき日「普通の日」初段SD 瑞牆山・三ノ谷エリア
美しき日「普通の日」初段SD攻略
岩名:美しき日
課題名:普通の日
グレード:初段SD
瑞牆山・三ノ谷エリアの人気初段課題。シーズン日曜日ともなると人が居ない時間帯は無いといっても過言では無い人気課題。核心はスローパーをどうやって保持し、さらにその上のサイドカチを取りに行くところ。とにかく左ヒールフックを多用するため、左足のくるぶしは十中八九スリ傷だらけ。「普通の日」は左足に、「日々の暮らし」は右足にあらかじめテーピングをしておきましょう(笑)ムーブは概ね一つしかなく、THE初段課題。ヒールフックはもちろんですが、右足の使い方もかなり重要だと感じました。
とりあえず動画で確認
M氏の初完登動画でムーブを確認しましょう!上裸でのトライの最後、核心を抜けたにも関わらず、リップに溜まっていたカラマツによってまさかのフォール。傷だらけでした(汗)
ムーブ解剖編
スタートに両手マッチでスタート。初段のスタートの割に外岩にしてはガッバガバなスタート。このスタートの良さが初心者クライマー(筆者)を惹きつけます(笑)。足が長い方は左足がスタート左下のクラック、右足が②サイドカチ下のクラックで多少ステミング気味に張ってスタートします。足のリーチが短い方(筆者)は左足をスタート下のクラックの比較的高い位置にかけておいて、右足は切るかスタート直下位にスメアリングして右手を送ったほうが出しやすかったです。
右手を①カチのできるだけ右側に送り、左手でマッチするスペースを空けておきます。とりあえず右手を送ったら、両足を左右のクラックに乗せ、下半身を安定させてから左手を送りマッチします。
ここからが人によって多少ムーブが異なります。リーチが長い人は先に右手を③カチに送って、左手で②サイドカチを取りに行くのですが、リーチの短い方は最初に右手でサイドカチをとったほうがよいでしょう。筆者はいきなり③カチをとれる気がしなかったので最初に②サイドカチを取りました。手順としては右手でデッドポイント気味に②サイドカチをとる→左足でヒールフックし、左手を②サイドカチの右手のチョイ下に送りマッチする→右手を③カチに送る→左足ヒールフックを②と③の間くらいに何もないのに何故かかかるポイントがあるのでそこにずらす→③カチを保持している右手のさらに右側に左手をクロスして送る。
右手を④スローパーに一気に送りたいところですが非常に保持しづらいホールドであるため、直前のカンテ付近で中継すると安定してとれるようになるそうです。スローパーを保持する際も握るというよりは多少スローパーを押すようにすると保持しやすく、そのためには右足がしっかり効いてる必要があります。スローパーを保持できたら左足のヒールフックを③カチの右手を置いていた場所にズラし、マントリングに移行するために右足を多少凹んでいる場所があるのでそこにシッカリ乗せます。
核心のマントリング部分ですが、完全にマントリングしなくてもある程度体が上がると、⑤サイドカチに届きます。左向きのサイドカチなので、体が上がり、尚且つ体が右側に無いと全く効かないので、右手・左足ヒールで体をロックしてからとらなければなりません。この時ヒールフックからの乗り込みの時に重要なコツである「ガニ股」を意識して、岩とヒールが垂直にならないように注意しましょう。
⑤サイドカチを保持できたら、さらに左足を掻き込み、左手を引き付けさらに体を上げます。そして左手・左足をロックし、右足をスメアリングしながら右手を返します。この時⑤スローパー上で手首を返すのは困難なので、先ほど中継に使用したところで右手を返すとよいでしょう。
マントリング後は左ヒールをトゥに入れ替えて、立ち上がります。右側のポッケやガバは右足のフットホールドとして使用し、リップ奥のガバを使ってトップアウトします。M氏のトライの時は水ではなくカラマツが大量に溜まっていたらしく、それが原因でのまさかのスリップフォールしてしまったそうです。
筆者のトライ履歴
- 2016年11月20日 ②サイドカチ撃沈
- 2017年05月07日 ③にヒールフック
- 2017年05月11日 ⑤カチ取り失敗
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