ボルダリング上級者への道
クライミング初心者の筆者HIROが上級者を目指すブログ。
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クライミングシューズの正しい洗い方
外岩にクライミングに行くとどんなに気をつけても汚れちゃいますよね。軽く水拭きするとソールの黒い成分が色移りしてさらに汚れて見えてしまいます。長期間使用するとシューズ内部の匂いも気になりますよね。そんなわけで今回はクライミングシューズを洗ってみたいと思います。
クライミングシューズを洗ってみよう!
クライミングシューズを洗うには洗濯用洗剤による漬け置き洗いが一番!筆者はボールドを使用しておりますが、洗濯用の中性洗剤であれば何でもよいと思います。中性洗剤には界面活性剤という成分が必ず入っています。この成分がシューズと汚れの間に入り込み、汚れを剥離するため漬け置き洗いが効果的です。ですが、界面活性剤は長期的に浸漬すると接着剤すらも剥離させてしまうこともあります。子供が家具に貼ったシールなどを剥がす時、台所洗剤を塗りたくってサランラップをして放置するとキレイに剥がすことができるのは有名ですね。クライミングシューズにも同じことが起こる可能性があります。表皮の接着剤はかなり強力なので界面活性剤程度でヘタることはないのですが、内張りははがれる可能性があります。筆者のミウラも以前6時間ほど放置してしまったことがあるのですが、内張りの一部が浮いてしまったことがあります。漬け置きのやりすぎには十分注意しましょう。
①バケツに洗濯用洗剤を入れ、お湯を張る。
②クライミングシューズを15~30分漬け込む
③気になる部分はこすり洗い
④リンスを入れたバケツにさらに漬け込む
⑤2日間ほど陰干し
クライミングシューズを選択するデメリット
・若干色落ちする
スポルティバ・ミウラを選択した場合、漬け置き洗いをしたバケツの水は若干黄色みがかっています。洗濯を終え、乾燥したミウラを見るとかなり黄色が薄くなってしまいます。内張りにも多少の色移りが確認され、内張りが黄色みがかってしまいました。大きく色落ちするのは最初の1回だけですが、気になる人は洗濯用洗剤を使用せず、水洗いののみにしたほうがいいかもしれません。
・サイズ感が変わる
長期間使用しており、かなり足に馴染んだと思われるシューズは選択すると若干サイズがキツくなると思います。これはある程度は仕方ない副作用ですが、今までとサイズ感を極力変化させたくない方は下記の方法を参照してください。
サイズ感を保持するために
クライミングシューズを洗濯して乾かすとサイズ感が新品時のように戻ってしまいます。これはソールのゴムの材質によって多少異なりますが、筆者のスポルティバ・ミウラは若干縮み、ソールも硬くなった印象です。シューズを履いた感じもかなりきつくなりました。筆者の場合は履き込んで緩くなったかなと思っていたのでちょうど良かったのですが、元々きつめを買ってしまいやっと馴染んできたようなシューズを洗う時は注意が必要です。
サイズ感を保持する場合や、サイズ感がきつくて若干緩くしたい場合は上記の手順にプラスアルファの手順を追加する必要があります。上記の工程④「リンスをいれたバケツにさらに漬け込む」のときに実際にクライミングシューズを履いてみてバケツの中でつま先立ちをします。この時できるだけバケツの中のお湯の温度は高めにしておきます。42~43℃くらいの「アツッ!」と感じるくらいの温度がよいでしょう。片足につき5分ほどつま先立ちをしたり、シューズの中でグーパーしたりしましょう。そしてシューズを履いたまま今度は冷水につけます。この方法の理屈としては、ゴムが温度が高くなると柔らかくなる性質を利用するわけです。温度を高くすればするほど柔らかくなり、柔らかい状態で伸ばすと伸びるのですが、時間が経つとまた少し元に戻ってしまいます。その戻りをできるだけ抑えるために急激に温度を下げる必要があるのですね。まぁ、多少気持ちの問題になってしまいますが(笑)
サイズ感を保持・キツメのシューズをなじませる時の手順
①バケツに洗濯用洗剤を入れ、お湯を張る。
②15~30分漬け込む
③気になる部分はこすり洗い
④バケツに40℃以上のお湯にリンスを溶かす
⑤実際にクライミングシューズを履く
濡れていて履きにくいのでビニール袋を使うと履きやすいです。
⑥バケツの中でつま先立ちや、つま先をグーパーする
⑦シャワーなどで冷水で冷やす
⑧2日間ほど陰干し
この方法、新品のクライミングシューズがどうしても足に馴染まずにいつまでたっても指が痛い場合などは④~⑧の手順だけ施工することによって、カナリ馴染むと思います。筆者のスポルティバ・ミウラは自分が履くことができる一番小さいサイズのハーフサイズ上で購入したので、かなりキツメでした。しかし、この方法を実践することによって少なくとも爪が剥がれることはなくなりました(汗)新品時は左右の薬指の爪が生えてきては剥がれていっていたので(苦笑)早くこの方法を知っておけばよかったと思いました。
オススメリンス
最後にこの方法で使用するオススメのリンスをご紹介します。市販のリンスを何種類か試し最後に行き着いたのがコチラ。
POLA アロマエッセシリーズのコンディショナーはかなりオススメです。普通のリンス・コンディショナーは結構香りがキツイものが多く、洗濯した当初はイイ感じなのですが、2,3週間使うと足の匂いのまじりあい何とも言えない臭気を発生します。アロマエッセシリーズは自然志向のコンディショナーなので、ほのかなアップルの香り(旧製品)で、なぜかそのいい香りが持続します。1か月ほど使用してもほのかにいい香りが持続しているのを実感しました。また、安いコンディショナーを使用するとゴワついた感じがなかなか取れないのですが、アロマエッセを使うとシューズ内が柔らかくなっているような印象を受けました。使用するコンディショナーでも結構違うものなのですね。皆様も色々試してお気に入りのコンディショナーを見つけてみてください(笑)
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