当初の予定では初めての御岳ボルダリングを敢行するつもりでしたが、月曜からの大寒波襲来で御岳をはじめとする関東・信越地方のボルダリングエリアは軒並み積雪のため全滅。ライブカメラを確認すると道路脇の積雪が全然ない湯河原に変更することに。山梨から湯河原の道中富士五湖・箱根で路面凍結のため移動時間がかかってしまいましたが、無事湯河原に到着。時間は短かったものの、このコンディションの中、岩を触れただけでも良しとしましょう。誰もいないほとんど貸切状態の湯河原。しかし、気温は5℃。なかなかダウンジャケットを脱ぐ気になれませんでしたが、とりあえずはウォームアップで桜岩へ。
課題情報まとめ:「桜岩」トポ・限定情報
「桜岩」河原エリア
初心者から中級者まで楽しく遊べる360°課題がある「桜岩」。1年前に触って以降ほとんど忘れていたので、すべての課題を触ることに。とりあえず「ハイステップ」7級と「スラブ」6級をウォームアップで登った後、反時計回りに課題を触っていきます。
「のっぺり」3級SD
スタートも若干悪く、二手目のスローパーもかなり持ちどころがなく、のペッとしています。このホールドから課題名が連想されますね。
「ノース」2級SD(限定)
「カンテ」6級の限定課題。右側のカンテ無ということですが、それでも2級はお買い得すぎると思い、スタートと同じくらいの高さの左側のカチとリップだけという限定でランジものにすると3級~2級かなといったところ。それでも2撃だったので、やっぱり3級程度かと思われます。
「カンテ」3/4級
カンテを左上に抜けていく課題。コツが分かるまでは回転してしまい、数回のトライを要してしまいました。前回一撃だったような記憶が・・・。
「ノーズ左」5級SD
スタート次第では意外に辛いのでは。とりあえず一番辛そうなスタートを切ってみてランジで繋げてみたところ「ノーズ」2級SDより悪く感じました。
「ノーズ」2級SD(限定)
左カンテ無の限定課題。完全なるスタート核心。側対で左手でカチ取ってしまえば終了。一撃でしたがフラッシュグレードが2級にグレード更新!!とは言いづらい(汗)。体感4級程度。
「桜花」1級(限定)
2手目の上部ガバ群は無の限定課題。前回訪れた時はスタートちょこっと触ってお蔵入りになっていた課題。トポには記載されていませんが、桜岩最難グレードの課題で、今回唯一登れませんでした。
「米粒岩」梅林エリア
あまりの寒さに昼食を車の中で取った後、帰るか続投するか迷った挙句一番近くの「米粒岩」行くことに。この岩はトポとYOUTUBEのグレーディングが変わっていたり、限定が多かったりとよくわからない岩です。スタートも何もかもある意味グチャグチャ。グレーディングはとりあえずはトポ通り記載します。
「米櫃」3級(4級にグレードダウン、SDに変更)
トポではSD表記はしていないものの、明らかにSD課題。SDの場合のスタートも限定されているわけではないので、人によってまちまち。とりあえずはチョークのついている場所からスタートすることに。最後はスタティックにつなげていっても、ライジでいってもOK。ただし、暗黙の了解で右側面からマントリングしないという暗黙の限定とも言えるものが存在するようです。
「米粒」4級
スラブのテストピースだった課題。ムーブを組み立てるうちはかなり絶望感を味わいますが、ムーブがわかってしまえばスラブらしい4級。
「米蔵」二段(限定)
疑惑の課題「米蔵」二段。限定がやたらある課題。諸説ありますが、とりあえず左カンテは無で2級、中間部のガバカチ無しで初段、SDで二段というグレーディングの模様。これらの限定もしっかりと確認をとったわけではないので、参考程度に。俗に言うリーチ課題。それも身長にカナリ左右されるなかなか出会わなかったタイプの課題。筆者の身長165cm、リーチ162cmという体格では上部のカチがかなり遠く、スタンダードなムーブではパツ過ぎてカチ持ちできないほど。上部カチまではスンナリ行けるもののそこから動けず敗退。ヨレてなければ初段はいけそう。
まとめ
湯河原は全体的に小ぶりな岩が多く、限定を増やしてグレーディングを上げていくという仕様が非常に多く、かつ若干グレーディングのムラが目立つエリアだと感じました。限定を追加された課題はリーチ系課題に変貌することが多い印象です。限定などを詳しく解説されたサイトが少なく、断片的な情報を集めていくしかないので、今後当ブログで取り上げていきたいと思います。