今年の目標は3大クラシック攻略と初段稼ぎ!
明けましておめでとうございます。2017年1月でボルダリングを始めて2年が経過しました。早い人では2年で二段を達成する人もチラホラ。筆者の周囲にもそんなバケモノじみたクライマーが少なくとも2名います。そんな中で筆者は平均的なクライマーらしく結局最高グレードはジムでも外岩でも初段に終わりました。初段といってもゆるーい初段なので実力は2,3級といったところでしょう。
昨年の目標となっていた3大クラシックの攻略は結局1年間触らず終いでした。外岩の経験値を積むために近場の瑞牆山や白州ボルダー、Y村山ボルダー中心に活動し、とにかく数をこなすことに重点を置いた一念になりました。というのも、御岳などは距離的に遠いため、ある程度の実力を備えてから短期間で攻略したいと考えたからです。移動するための交通費も馬鹿になりませんからね(汗)。2017年は実力があるかどうかはさておき、とにかく触ってみたい衝動が抑えきれないので、年明け早々に御岳ボルダリング計画を立てています。今年こそは下記の3大クラシック攻略を実現したいものです!
- 「エイハブ船長」1級 小川山(長野県)
- 「忍者返し」1級 御岳(東京都)
- 「デッドエンド」1級 御岳(東京都)
初段稼ぎとして気になっているor宿題になっている課題も多数あり、並行してその課題攻略も大きな目標です。下記の計12課題の初段は2018年中に攻略したいと思っています。中には触ったことすらない課題もありますが、以前から気になっているものばかりです。
- 「普通の日」初段 瑞牆山
- 「俱利伽羅」初段 瑞牆山
- 「光合成」初段 瑞牆山
- 「泉の家」初段 瑞牆山
- 「眠った風」初段 瑞牆山
- 「羽音」初段 瑞牆山
- 「貴船」初段SD 湯河原
- 「パイプライン」初段SD 湯河原
- 「白州ドリームタイム」初段 白州ボルダー
- 「ギガント」初段 小川山
- 「ファルコ」初段 小川山
- 「神の瞳」初段 小川山
- 「割れた卵岩トラヴァース」初段 Y村山
2017年活動記録
クライミング回数は某R&S紙の記事でも有名な「3年で300日登ろう!!」を元に、筆者は「年間100日以上はクライミングをしよう」という1年間の大雑把な目標を掲げています。下記の筆者の1年間を見ると総回数は137回と目標は達成しているのですが、2~3日連続のクライミングが多く、若干「行ってはみたけど何もできなかった」的な日が多く感じました。クライミングで成長したければそういった無駄な日をできるだけカットしたほうが良いなとも感じています。2018年度はジャスト100回を目指し、クライミングをしない日=レスト日を意識的に設けようと思います。そのレスト日にストレッチやランニング・部位別トレーニングを取り入れ、フィジカル的な向上を図ることが2年目以降のクライマーにはかなり重要になってきます。
2018年は回数だけではなくジムトレーニングの内容も洗練させることが上達に向けての第一歩とします。また、故障が非常に多い年で、大きな故障後のクライミング回数の激減が目立ちました。特に7月と12月の回数の激減は成長の大きな妨げとなり、筆者の中では1年間を通して成長を感じることができませんでした。「怪我をしないことが上達の近道」とはよく言ったもので、故障中は現状維持すら困難な状況で、とても最高グレードを攻める態勢にはなれず、特にギックリ腰は非常に長引き、年が明けた現在でも全快には程遠いのが実情です。
クライミング回数 | 主な出来事 | |
1月 | 14回 (ジム:13回 外岩:1回) | |
2月 | 13回 (ジム:7回 外岩:7回) | 外岩初1、2級完登 |
3月 | 12回 (ジム:8回 外岩:4回) | |
4月 | 13回 (ジム:9回 外岩:4回) | 外岩初の初段完登 |
5月 | 11回 (ジム:6回 外岩:5回) | |
6月 | 12回 (ジム:8回 外岩:4回) | ギックリ腰 |
7月 | 6回 (ジム:2回 外岩:4回) | |
8月 | 11回 (ジム:6回 外岩:5回) | クライミングキャンプ |
9月 | 12回 (ジム:7回 外岩:5回) | 減量開始!! |
10月 | 13回 (ジム:11回 外岩:2回) | 約5㎏の減量に成功 |
11月 | 13回 (ジム:5回 外岩:8回) | 小指骨折 |
12月 | 7回 (ジム:5回 外岩2回) | 肩関節を痛める |
合計 | 137回 (ジム:87回 外岩50回) |
2016年の総クライミング回数:113回 2016年の反省はコチラ
2017年の戦績
- インドアジム 最高グレード初段、オンサイト4級
- 外岩 最高グレード初段、オンサイト3級
外岩では最高グレードの初段が4本登れましたが、かなり甘めの初段ばかりなので、今年は初段らしい初段に挑戦していきたいと思います。
怪我と故障の連続
2016年後半の左足足首の骨折に引き続き、2017年もギックリ腰、小指骨折、肩関節損傷、左手薬指パキるなど故障のオンパレード。ギックリ腰と小指骨折はクライミング中ではないにしろ、怪我と故障が多い1年で、フルパワーでクライミングできたのはほんの数回でした。怪我が多い直接的な原因としては「体が硬い」ことであることは間違いないようです。このことから9月位から肉体改造に着手し、柔軟性の確保・部位別フィジカルトレーニング・減量と多方面からアプローチしました。取り入れたエクササイズ・トレーニングには効果を実感するものと実感できなかったものが半々ですが、何らかの変化があったことには間違いはないので、今後も基礎トレーニングとして続けていきたいと思います。
要改善事項 | 主なトレーニング内容 | |
柔軟性 | ハイステップ、キョンが苦手 肩の稼働域の不足 | 筋膜リリース 開脚ストレッチ |
フィジカル | 保持力が弱い 強傾斜・ルーフが苦手 リーチ不足 | トレーニングボード ロックオフトレーニング Lハング |
減量 | 保持力向上の為 ランジ後の振られに弱い | ランニング・カロリー制限により 62.9kg→58.3kgに減量成功 |
まとめ
筆者の最大の弱点であるリーチ不足をいかに克服していくかが今年の最大の壁であると認識しているので、フィジカルでは肩力とロックオフ力の増強が最大の課題となりそうです。クライミングジムに行っても、最高グレードの課題攻略ばかりに意識が傾きますが、今年は基礎トレーニングに重きを置いて、崩れているボディバランスの改善にも力を入れていきます。2年目以降のボルダラーにとって必要となってくるクライミング以外のトレーニング。これを上手に取り入れなければ上達は難しいでしょう。2018年は筆者にとって分岐点ともいえる年になりそうです。