完治までの第一歩、ギプスが外れる!
左足腓骨(ひこつ)骨折から1カ月、ようやくギプスが外れました。サプリメント接種による早期回復を図ったり、患部に適度な負荷をかけて骨の早期癒着を促したりといろいろな施策をとり、やっとここまでたどり着きました。レントゲン写真を見る限りはなんか治ってる感じはしないのですが、拡大してみると意外に半分以上はすでにくっついており、確かに骨折部分の痛みはほとんどありません。医師の判断でギプスが外れ、今後2週間は無理な運動・負荷のかかる動作は控え、可動域訓練と歩行訓練を並行して行いうことになりました。
骨折直後のレントゲン拡大図(2016.09.15)
骨折から2週間後のレントゲン拡大図
骨折から1カ月後のレントゲン拡大図
拡大してみると骨折当初は開放骨折(繋がっている部分が無い状態)の一歩手前だったのが、今回の検診ではヒビは消え、大きく断裂していた部分も癒着しており、後は骨密度を増していくだけのようです。今後はサプリメント接種は中止し、バランスの良い食生活と規則正しい生活を心がけ、完治を目指します。
意外な強敵「リハビリ」
ギプスを外した直後、足を着くと「ビリッ!」という電気が走るような強烈な刺激を受け、立つことすらできませんでした。病院から帰る時も結局松葉杖のお世話になり、帰宅後本格的なリハビリを開始しました。まずは外部からの刺激をギプスによってさえぎられていたため、少しの刺激で電気が走るような痛みが走るため、まずはマッサージから。30分くらい揉みほぐすと刺激になれたのか随分楽になってきました。次に可動域訓練に移行します。
可動域訓練とは
関節可動域訓練とは、関節の拘縮を予防し正常な関節可動域に近づけ、維持するために、可動域いっぱいに関節を動かす運動療法のことです。 関節可動域訓練には、他者の力で動かす他動運動、自分の健側肢や他人の力を助けに自分で動かす自己他動運動、自分の力だけで動かす自己運動があります。 患者のレベルに合った関節可動域訓練を実施し、日常のケアの中にも意識的に取り入れていくことが大切です。
出典:ココナス
この訓練である程度関節をほぐし、自分の意思で関節を動かせるのを確認すると、室内で手すり等につかまりながらの歩行トレーニングに移行します。歩行トレーニングでは患部に過負荷をかけないようにゆっくり、ゆっくり行います。ここで意識することはできるだけ関節を動かしながら歩いてみるということです。足を引きずりながらではあまりトレーニングにはならないので、手すりなどにつかまりながらでも関節は少し痛みが出るくらいまでしっかり動かします。
さてここまで辿りつくまでにすでに3時間ほど経過してしまいました。ほんとにリハビリってこんなにつらいものなのかと痛感しております。思うように動かない足に苛立ちながら少しずつ前進するという作業は地味すぎて達成感もなく、その割にぐったり疲れます。良かったのはお風呂に気兼ねなく入れるようになったくらいでしょうか。とりあえず、無理のない範囲でリハビリに励み、11月にはクライミングに復帰できるように努力していきます。
今までの経過まとめはコチラ:骨折してしまった!早く治す方法まとめ ~目指せ早期クライミング復帰~
正確には "開放骨折"は「骨が皮膚から飛び出す」大怪我のことを言うんじゃなかったかな (グロい
今回は "完全骨折" にならずに済んだ、というところですかね、不幸中の幸いでよかったです