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    Categories: ブログ外岩

白州尾白川ボルダリングエリアでエンジョイクライミング!

 山梨県白州町の新規公開エリア「白州尾白川ボルダリングエリア」にピラニアの常連様達と行ってまいりました。尾白川キャンプ場内や周辺に点在するボルダーで構成され、アプローチも抜群、キャンプをしながらのボルダリングも可能でファミリーにとっては最強ロケーションのボルダリングエリア。開拓にはピラニア石和店オーナーである山森氏が中心となって行われ、2017年5月下旬の「バイクロア」というアウトドアイベントと同時にボルダリングイベントが開催され、これをもって公開されたエリアです。このエリアは昔から登られている岩もあるものの、キャンプ場内のハイボルダーがメインの主に上級者向けの玄人好みのエリアでしたが、公開に伴って比較的低級~中級課題も数多く設定され、外岩初心者でもとっつきやすいエリアとなりました。

 とは云うものの、グレード設定が若干高めのため、5、6級の課題でも侮るなかれ。なめてかかると痛い目に遭います。筆者の感じた印象では瑞牆山などと比較すると1,2グレード高いような気がしました。単純に新エリアのため、情報が少なくYOUTUBEカンニングができないため、ムーブを1から作る必要があったことがグレードが辛く感じる原因かもしれませんが。しかし、同行したボルダラーの面々も一様に「からい」と言っていたので、間違いなくゆるくは無いはずです。

 

ACCESS

尾白川キャンプ場公式サイト

韮崎方面からは国道20号より「道の駅白州」より左折、途中2か所の分岐点があるが、「尾白川渓谷」の標識に従う。キャンプを行う際はキャンプ場まで車の乗り入れは可能ですが、かなり車道が狭くなっているので大型車は注意が必要です。

 

 

今回挑戦した課題

神蛇岩(じんじゃいわ)

神蛇岩(右側)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 キャンプ場内に位置するメインボルダー「神蛇岩(じんじゃいわ)」小屋を挟んで左側は初段~三段の辛い課題が、右側には3級~二段の課題が合計6本設定してあります。その中でも一番低級な「白蛇」3級に挑戦しました。トリッキーでバランシーなスタートで、スタートからスラブ面に出るところまでが核心なのですが、写真の見た目以上の高度感でトップアウト直前は恐怖核心がございます。上は楽勝とたかをくくった筆者は自分が高所恐怖症なのを忘れていました(笑)。なんとトップアウト寸前でクライムダウン。ビビりが入ってしまいました。。。ご先輩達からは「なんで降りたのー?」の声続出。「怖かったんですよー」の声もビビりまくっていたのか震えてました(笑)。

「白蛇」3級

 

 

剣先岩(けんさきいわ)

 神蛇岩の一段上に位置する、車道際の岩。下地が最悪でかなりの傾斜になっているので、ランジやデッドは失敗したら恐ろしい岩。5級~初/二段の計4課題が設定され、かなりパワフルなムーブが要求され、しかもテクニカルさもプラスされるため、3級の課題も大苦戦。結局「単刀直入」5級1課題のみに終わりました。「単刀直入」のスタートからリップにランジする「手裏剣ランジ」3級が面白く、届きそうで届かない微妙な距離感。不思議なことにリーチ差が出にくい課題。なぜかできなくても何回も飛んでしまった魅力的な課題。これを止めることができたらかなり気持ちいいだろうなー。

「手裏剣ランジ」3級

 

 

高砂殿・駒ケ岩

キャンプ場の下流にある尾白川沿いに点在するボルダーエリア。キャンプ場内の神蛇岩の奥の旧道を5分ほど歩くと右側に小石が積んであるので、踏み跡を頼りに川に出ると現れる。

高砂岩・駒ケ岩・釈迦岩・三途岩への分岐点の目印

高砂殿

 左から「砂肝」5級・「高砂」2/3級・「砂鉄」4級と比較的とっつきやすい課題が並ぶ「高砂殿」。意外な面白さがある「砂肝」5級。明確なホールドが多いので楽勝そうに見えますが、明確なホールドをつないでいくと手詰まりになってしまいます。「ムーブが隠されている」と話題の課題。トポを見る限りではスタートから直上するはずなのですが上に行けばいくほどホールドが無い・・・。チョーク跡もほとんどないのでムーブを組み立てる作業が面白い課題。「砂鉄」4級は気持ちよくデッドポイントでサクサク登る好課題。「高砂」2/3級は「砂鉄」スタートから左に抜ける。

駒ケ岩

 「黒戸尾根」10級・「香子(きょうす)」6級があるアップに最適な岩。しかし、10級の割に気を抜けない課題。6級も高度があり、下地も悪いので意外に怖い。。。スタンスが明確なので、落ち着いていけばなんともないのですが。

 

 今回紹介した岩はごく一部なので詳細は「白州尾白川ボルダリングガイドブック」を参照されてください。2017年6月現在では初版は全て売り切れですが、近々修正を加え再版されるそうなので、再版されたら再度ご紹介いたします。詳細は「ピラニア石和店」にお問い合わせください。表紙はオーナーの山森氏。エリア開拓にご尽力され、公開にあたり課題開拓だけでなく、ガイドブックの編集や、キャンプ場との交渉など多岐にわたってご活躍され、本当にクライマーとして感謝の念でいっぱいです。

白州尾白川ボルダリングエリアガイドマップ

 

 

まとめ

 初のエリアである「白州尾白川ボルダリングエリア」。比較的低級課題も数多く設定されてはいるものの、筆者の実力不足により結局本日の最高グレードは4級止まり。高所恐怖症はなかなか改善できないので、やっぱりハイボルダーは苦手課題の一つ。しかし、リーチの克服は順調に結果が見えてきているので今後もリーチ克服に向けてトレーニングを重ねていきたいと思います。この新エリアは初心者から上級者まで楽しめるオススメのエリア。キャンプと合わせてエンジョイクライミングするもよし、上級課題をピンポイントでガチクライミングするもよし。色々な楽しみ方がある素晴らしいエリアだと感じました。キャンプ場のさらに上流には尾白川渓谷もあるので、クライミングと合わせて観光もおすすめです。

kawaski7210 :サイト訪問ありがとうございます。管理人のHiroです。2016年1月からボルダリングを本格的に開始しました。一緒に上級者目指して頑張りましょう!!