2017年11月5日(日)。二週連続の台風襲来で外岩が遠ざかっていた中、週末が晴れのベストコンディションに恵まれたこの日、筆者はわくわくしながら一人瑞牆山を目指していました。気温はAM7時で6度。寒さをこらえながら仲間のクライマーと現地集合で「裂けた青空」へ。岩に到着したのが8時過ぎにもかかわらず、仲間はすでに本気トライ中。この岩は筆者は初めてなので、ムーブを盗むため高みの見物・・・と思いきや一人が完登直前!!結構な高さがあるのであわててスポットに入りました。
「ガンバ!!」と叫んだ直後のことでした。
「裂けた青空」は下地がかなり斜めになっており、転がってくるんですよね。
転がってくるのを止めた瞬間左手に違和感が。クライミングシューズがもろに左手小指・薬指付近に激突し、急激に腫れあがる左手。寒さと痛みの中でほとんど感覚がない左手。徐々に回復するも感覚が戻るにつれてどんどん痛みが増していく。。。これはもしかしたらとは思ったものの折角来たのでとりあえずスポッターに専念しました。
スポットに専念しているうちにもう一人の仲間Gくん完登!おめでとうございます。内心もう落ちないでくれと祈っていましたが、その祈りが通じたのでしょうね(笑)。
折角来たので手の痛みを我慢して宿題だった「普通の日」初段を撃ちにいきましたが、分かってはいましたが指の痛さに耐えきれず撃沈。
このマントリングで左手が痛すぎる。左足の膝をたたむ瞬間小指・薬指に激痛が。。。
後日談
シーズンイン初日にやっちまった感満載の筆者。次の日に整形外科を受診しましたが、その時のレントゲンでは折れてはいないようなので一安心しましたが、1週間経っても腫れと痛みが引かないのでもう一度受診した結果、小指付け根の関節付近の骨が欠けているというかヒビが入っているそうです(泣)。なんてこった。また今シーズンも故障で秋の大事な時期を棒に振ることになるとは・・・。しかし、不幸中の幸いか、故障したのは小指なので、小指を使わないならOK(だと思う)。なんとも運に見放されている気がします。