ボルダリング上級者への道
クライミング初心者の筆者HIROが上級者を目指すブログ。
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1年間のロングレストを経て、2019年4月よりジム復帰しました!
2018年3月、肩の故障を患い、長期レストを断行して約一年。2019年4月より本格的に再始動いたしました。ご心配をお掛けして誠に申し訳ございませんでした。まだまだ本調子ではありませんが、この故障を教訓に、焦らずゆっくり地道に回復していきたいと思っています。長期レストに入ったときは、1か月休んでも3カ月休んでも一向に回復しない肩と向き合い、もしかしたら復帰すること自体無理かなと諦めかけていました。しかし今、再度クライミングが出来ていることだけで感無量です。元々そんなに強くなかったのに1年間というロングレスト。さらに弱くなっての復帰ではありますが、初心に戻って精進する所存です。
故障の原因
原因は些細なことでした。左手をリーチギリギリのガバをとり、その直後に足が抜け、連鎖的に右手で保持していたカチも抜けてしまい、結果的に全体重が左手に集中してしまいました。リーチギリギリだった為、左手にたわみを作ることができず、さらにフラレも加わってしまい、その瞬間に肩から今まで感じたことがなかった音がしました。ミシッというかボチっというか・・・骨折の時とも、脱臼の時とも違う、なんとも言えない音。しかも不思議と激痛が襲うわけでもなく、妙な違和感が残るのみ。しかし、その違和感は日に日に大きくなり、ついにはぶら下がるだけでも肩に痛みが出るようになりました。しかし、致命的に登れないわけでもなかったため、放置したままクライミングは左肩を庇いながら続けてしまいました。すると、徐々に右肩にも違和感が出始め、遂には両肩に痛みが出るようになってしまったのです。状態が悪化するにつれ、もちろんスランプ状態。肩に負担がかかるような課題は5級でもキツくなってしまいました。
そんな中、リーチ課題の克服をするためにロックオフトレーニングなどを導入し、さらに肩に負担をかけていきました。これが今思うとトドメだったのでしょう。痛みはさらに増し、痛みのために徐々にクライミング回数も減っていき、決定的な事件を迎えることになったのです。肩に負担をかける動作を嫌ってか変な体勢になったのでしょう。古傷の左腰が悲鳴をあげました。もう潮時か・・・。そう思い、ロングレストを決意しました。
決定的な原因は自分の心の中にあったと思います。「焦り」です。何度行っても攻略できない課題を攻略したいが為に、多少の痛みは鎮痛剤で抑え、何としてでも完登する。その気持ちが自分をさらに追い込んでいたような気がします。岩場でご一緒したクライマーの方の言葉「クライミングなんて所詮趣味でしょ?そんな必死にならなくていいんじゃない?趣味なんだから楽しんでなんぼでしょ(笑)」。この言葉が今になって効いてきました。確かに当時は全然楽しくありませんでした。それはもちろん登れないから。そんな時は割り切って休めば良かったんだなと今は思えます。そしたらこんなに長いこと休む必要はなかったのに。
今後の展望
結局、強くなりたくてもがいた結果、ケガをしてさらに弱くなる。焦りは禁物。急がば回れ。上達への最短ルートを狙って、上達への大きな回り道をしてしまいました。やはり上達の最大のコツはケガをしないこと。思えば左足の腓骨骨折、左手小指骨折、肩鍵盤微細断裂、ギックリ腰。ケガばかりでかなり遠回りしてしまっていました。細かいことを言えばパキッたり、スジを痛めたり・・・。これからはケガをしないことを第一目標にゆっくり、着実に前進したいと思います。
クライミング界の転換期!?復帰してビックリ!
復帰するまで、精神衛生上クライミング関連の情報にはほとんど目を通していませんでした。が、現在大変なことになっているのですね!関東一円でクライマーに激震をもたらした「忍者岩チッピング事件」。それに付随して各地のジムを主体としたクライマーズミーティング。それに加えて各地のボルダリングエリアのクライミング禁止措置。2020東京オリンピックを迎える前に激動するクライミング界。今後はそちらにもスポットを当てて、新参者目線で取り上げていきたいと思っています。
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